シンポジウム3

7月13日(金) 16:05-17:10
D会場 リージェントホール

「足病重症度判定ーWIfI分類をどう生かすか」

司 会  三井 信介(福岡県済生会八幡総合病院 血管外科)

SY3-1 田中  潔(小倉記念病院 血管外科)
SY3-2 小林 範弘(済生会横浜東部病院 循環器内科)
SY3-3 岩佐 憲臣(松山赤十字病院 血管外科)
SY3-4 辻  依子(新須磨病院 形成外科・創傷治療センター)
SY3-5 東田 隆治(横浜総合病院 心臓血管外科)

【趣旨】
WIfI分類は、背景因子の異なる複雑な患者の重症虚血肢の予後を予測し、更に種々の治療(血行再建)の効果の有意義な解析を可能にする目的で提唱された。構成要因である創傷、虚血、足感染の各因子は、それぞれ肢の予後を規定する重要な因子であるが、各因子の層別化により決定された重症度分類による予後予測(大切断や創治癒)が正しいことは、いくつかの報告で証明されている。しかし、WIfI分類は個々の症例において血行再建の重要度を示唆するものの、治療戦略の決定やその変更に寄与しうるか否かは明らかではない。今回のシンポジウムでは、重症虚血肢の治療経験が豊富なスペシャリストに、血管外科、循環器内科、形成外科、集学的治療を行う創傷ケアセンターの視点から、実臨床におけるWIfI分類の活用の現況について発表していただき、今後の理想的な活用方法について議論していきたい。

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