ワークショップ5

7月14日(土) 8:30-9:30
E会場 ハイネスホール

「足病を有する患者教育・啓発はどうあるべきか」

司 会  溝上 祐子(日本看護協会看護研修学校)
     日野岡蘭子(旭川医科大学病院 看護部)

WS5-1 松岡 美木(埼玉医科大学病院 褥瘡対策管理室)
WS5-2 山村 真紀(伊勢赤十字病院 糖尿病看護認定看護師)
WS5-3 菅野 智美(カレスサッポロ 北光記念病院)

【趣旨】
足病は完治するのではなく、動脈病変、足の変形、微小循環障害は年月とともに進んでいく。重症化や再発を予防する患者教育・啓発が非常に重要である。足病の管理は、患者自身の病識、自己管理能力が重要な位置を占めており、医療者のみが頑張っても理解力や認識によっては、重症化予防への継続が困難と感じることも多い。臨床の場面では、自己管理が困難、病識の低さから重症化しているとの指摘もあり、行動変容に至るためには教育のみではなく患者本人の変革も必要であり、それぞれの状況が異なる中で施設ごとに苦慮しながら患者教育を行っているのが現状ではないかと推察する。
各演者には、フットケア外来での患者教育の実際、創傷を持つ患者への再発防止のための教育内容と実践、市民向けの啓発活動における意識の変化や効果の評価についての取り組みを述べて頂き、まだ十分とは言えない各施設間での情報共有の在り方について、および行動変容に至るための理論の裏付けに基づいた啓発ツールの可能性についての討論ができればと考える。

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